過失相殺は、被害者と加害者の属性(歩行者と自動車、四輪車と四輪車等)や事故現場の状況(交差点での事故、直進車と右折車の事故等)を基に、基本となる過失割合が決める場合がほとんどです。その後、当該事案の個別事情に応じた、加算要素、減算要素を加えて、基本的過失割合±2割の範囲で、当該事案の具体的な過失割合を決定することになります。
「歩行者:車道通行が許されていない&車道側端を歩行 車:車道を走行」の場合
| 歩行者 |
車道通行が許されていない場合&車道側端を歩行 |
| 車両 |
車道を走行 |
| 基本 |
歩行者:車両 = 20:80 |
| 修正要素 |
夜間 |
歩行者:車両 = (+5):(-5) |
| 幹線道路 |
歩行者:車両 = (+5):(-5) |
| ふらふら歩き |
歩行者:車両 = (+10):(-10) |
| 住宅街・商店街等 |
歩行者:車両 = (-5):(+5) |
| 児童・高齢者 |
歩行者:車両 = (-5):(+5) |
| 幼児・身体障害者等 |
歩行者:車両 = (-10):(+10) |
| 集団通行 |
歩行者:車両 = (-10):(+10) |
| 車両の著しい過失 |
歩行者:車両 = (-10):(+10) |
| 車両の重過失 |
歩行者:車両 = (-20):(+20) |