内部紛争案件の法律相談のポイント(一問一答式)
(2017年10月31日)「50件、という件数が、多いか少ないのかよく分かりません。」を追記しました。
内部紛争とは、どんなものですか?
社長派対反社長派、現経営陣対株主、株主対株主など、会社内部における、主に経営に関わる紛争のことです。
内部紛争案件の、特徴は何ですか?
色々ありますが、会社法が正面から問題となってくるケースがほとんどであることがまず挙げられます。公開会社か閉鎖会社か、取締役会設置会社か非設置会社か、取締役の選任の場面か解任・辞任の場面か、など、個々の案件に応じて問題となる会社法の条文等は変わりますが、会社法が全く問題とならないようなケースはまずありません。
これまで、どのくらいの内部紛争案件を扱ってこられましたか?
相談を含めますと、50件は超えます。時期にもよりますが、概ね常時数件の具体的案件に関わらせていただいていることが多いです。
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